【都市の観察】へのご招待
皆さんは街を歩くとき,どのようなことを考えながら歩きますか?
・・・正直なところ「何も考えずに」歩いていることが多いと思います.
でも,それぞれの都市空間には地形の形成からはじまり,多くの人が住むようになり,その地域ならではの文化が形成されていったわけだと思うんです.
そういったものを「観察する」ことを通して言葉化してみようというのが,今回の企画です.
【お知らせ】
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月7日
イベントを企画します!題して
【都市を細かく観察しようの会(仮)】
2019年4月13日(土)13:00〜@牛田駅
友達が東京23区内にランダムでポイントを打つプログラムを作成しました
そこで、このプログラムを用いてランダムにプロットされた地点から【半径300m】を探索してみようと思います pic.twitter.com/qPN38mFJJG
この企画の着想は,新人研修で渋谷の街をぶらぶら歩いていたからでした.
新人研修の最初のほうは,もう疲れてしまって,観察すらもできなかったのですが,3日,4日通っているうちに慣れてきて,都市の様子を見れるようになったのです.
そこで気づいたのが,渋谷の道玄坂の表通りも2階建ての低い建物と高い建物が混在していて,面白い景観だなと思いました.また,スクランブル交差点の大型のパネルの裏側がすごい構造していることにも気づきました.
渋谷駅スクランブル交差点のうち1番左側の液晶パネルの裏側が想像以上に壮観 pic.twitter.com/9Q0EVQhBVu
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月5日
渋谷って何も考えずに歩くと面白くないけど、【観察】しながら歩くとものすごく面白いんですね
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月5日
それと同時に,地誌学に必要な「見知らぬ土地の記述」というのはこういうことなのかなと思うようになりました.
案外、昔の人がやっていた「知らない地域を記述する技術」って趣味レベルなら非常に面白いんじゃないか?
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月5日
学術的ではない「都市の観察」
結構面白いかもしれない
私たちは仕事場や学校と自宅を往復するだけのことが多くて,同じ東京でも,知らない場所はまだまだあるのだろうなと思うようになりました.
また,これまでの経験から,観察者がそれぞれ持つ,「これまで生きてきた環境」や「学んできた学問」などによって,都市を見るポイントは大きく違うのではないかと思うようになりました.
同じ都市空間を観察していく中で,どのような違いが観察者同士でありそうなのかに気づければ,地理学の研究に役立つだけではなく,他の人の考え方を尊重する気持ちや幅広い視野を持つことができるはずと思いました.
それと同時に,こんなことも思い出しました.
「笑ってこらえて」のダーツの旅で、「当てたポイントから半径100m以内しか歩けない企画」があった気がするんだけど、アレ、割とやってみたさがある
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月5日
調べてみたらダーツで当たったポイントから半径300m以内しかロケができないという企画でした.
2012年ころの企画みたいですね・・・時が経つのは早いです.
プログラムを作るのが得意な大学時代の友人がいたので,その子に依頼して「東京23区内にランダムに地点をプロットさせる」プログラムを作ってもらいました.
これらのことから,私が思いついたのは,
プログラム上で無作為にプロットされた地点から半径300mを観察したら何か面白いのではないか?
でした.
プログラム上で無作為に地点を発生させることで,「本当に知らない土地」を散策することができるのです.
そこでプロットされた地点は「牛田・関屋」のあたりだったのです.
地図中央の黄色い点は今回ランダムにプロットされた地点です.
それでは次の記事で当日のレポートをまとめていきたいと思います!
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