ジオ鹿辰巳の観察①辰巳地区から東雲地区を望む
平成最後の日(平成31年4月30日)に一人で「都市の観察」をしてきました
本当は甲府に行きたかったのですが,バスの時刻を勘違いして,乗り遅れるという痛恨のミスをしてしまいまして,その代わりとして行ったものです.
あまりにもショックすぎたので,フォロワーの皆さんにこの後の行動を投票してもらったところ,「23区ダーツの旅」をしてほしいとのことだったので,ダーツの旅をすることにしました.
雨だけど、23区ダーツの旅をするかぁ。。。
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月30日
勢いで東京湾フェリーに乗りに行くか
平成ありがとうきっぷで行くのも趣あるもんな pic.twitter.com/zOO5M7h85Q
ということで、東京23区ダーツの旅をは【辰巳】あたりになりましたパチパチ👏
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月30日
マックで辰巳の地図をパパッとこしらえて行きたいと思います! pic.twitter.com/9TBUu7ewGN
「都市を観察する会」でやっているアレを使って,「辰巳」を観察することにしました.
「都市を観察する会」についてはこちらの記事をご覧ください
さてさて,「辰巳」に行くことになったわけですが,例のごとく,辰巳は初めて行くので,なにも予想がつきません
とりあえず地図を作成してみました
THE埋立地というエリアですね.
どんな街が広がっているのでしょうか?
まずは駅に貼ってあった都市地図からどんな街なのか想像してみます.
#ジオ鹿辰巳の観察
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月30日
地図を読図
・首都高のJCTがあること。
・海がマジで近いこと
・都営アパートが集積している。築年数的にどれくらいなのか気になる
・公園がやたらに広い
・辰巳水門があるので、何かしらの高潮対策設備があるかも
・地盤沈下観測所があるので、地盤沈下の影響を受けていそうだ pic.twitter.com/PlAGrvOPUL
一番特徴的だなと感じたのは「都営アパート」の存在でした.
この街の骨格というべき構造物であり,一番注目しなくてはいけないなと思うわけです.
よく地図を見ると,小学校が隣接して2校もあります.
観察対象範囲内に小学校が2つもあります。
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月30日
子どもは今も多いのでしょうか?#ジオ鹿辰巳の観察 pic.twitter.com/sj022ijuEZ
もしかして,子どもは結構多いのかな?と想像していましたが,フォロワーの一人の方から,こんなツイートをもらいます.
これは面白いですね…! pic.twitter.com/Sofiwa0ON7
— る🚥た(地理🗾 / スタバ☕) (@ruta_q) 2019年4月30日
2校の児童数に大きな差がありそうです.
かつては多かったけど,子どもの人数が 減ってしまっているのかもしれないと想像されます.
統合の議論もあってもおかしくない気もしますが実際にはどうなんでしょう?
辰巳小学校
・開校年:1968年(昭和43年)
・児童数:222名(2017年5月現在)
第二辰巳小学校
・開校年:1973年(昭和48年)
・児童数:703名(2018年4月現在)
児童数に大きな隔たりがありますね.
どうしてこのような差が生じているのでしょうか?
ここで,2つの小学校の学区はどのようになっているのかを見てみましょう.
面積だけで見ると,「辰巳小学校」のほうが広いように見えます.
辰巳小学校のHPを参照すると「辰巳小学校は、辰巳団地専用の学校として、団地の建設と同時に建てられ、昭和43年9月2日に開校しました。」という記述があります.
学区=辰巳団地ととらえていいと思われます.
一方,第二辰巳小学校の辰巳運河の対岸にも学区が広がっていることが印象的です.
辰巳運河の対岸にはどのような景観が広がっているのでしょうか?
ちょっと範囲外ですが(お腹を空かせてコンビニに駆け込んでいます)
— ジオ鹿さん (@GeoDeer9215c) 2019年4月30日
面白い形のマンションですね。
住所的にはもう東雲になります#ジオ鹿辰巳の観察 pic.twitter.com/5VWMvHySGk
第二辰巳小学校の学区にはこういった東雲地区の超高層マンションが入っているようですね.
いわゆる「ウォーターフロント開発」によってできたマンションといえるでしょう.
・・・そういえば江東区って都心回帰の影響で最近人口が増えてきているんでしたよね?
そこで,人口の変化を見ていきたいなと思います!
総務省統計局が国勢調査のデータを町丁目単位で年齢別の人口を公開しています.
無料でダウンロードできますので,ぜひ皆さんも活用してみてくださいね.
今回は5歳~14歳までの人口変化の様子を地図化してみましたよ!
ほぼ小学校に通う人数ととらえていいと思われます
ご覧のように,5~14歳までの子どもの人口が2000年から2015年にかけて江東区の臨海部を中心に増加していることが読み取れますね.
ここで辰巳小学校と第二辰巳小学校のあたりを拡大してみましょう.
このように見比べてみると,2000年から2015年の間に,「第二辰巳小学校」の学区で子どもの人口が急激に増加していることが分かります.
つまり,先ほどご紹介した東雲地区の「超高層マンション」の影響ではないかなと推察できるのです.
では,かつての東雲地区の超高層マンションのあたりには何があったのでしょう?
そこで「今昔マップ」を参照してみます.
東雲地区の超高層マンションが建っているあたりにはかつて,「三菱製鋼」の工場があったようですね.
この工場が廃止されて再開発を行ったと考えられます.
ネットで調べてみると,この再開発地区は「東雲キャナルコート」という名称らしいです.
例のごとく三菱グループが開発に関与しているらしいですね.
URが管理しているエリアもあるようですよ.
UR 賃貸住宅の情報はこちら
60㎡くらいで17万円・・・
なんか頑張れば共働き世帯なら住めそうな気がします...
いつかこういうところ住んでみてぇな~
というところで,続きはまたのちほど~
次は「辰巳団地」を観察してみた結果をご紹介したいと思います!